【パリ安倍雅信】仏パリ検察当局は25日、ナチスのシンボルのかぎ十字を落書きした容疑で、極右要監視人物に指定されている7人を含む13人を逮捕したことを明らかにした。ダルマナン内相によれば、反ユダヤ主義行為が急増しており、10月7日のイスラム組織ハマスによるイスラエル攻撃以降、1500件超が国内で確認された。
仏ユダヤ人団体協議会(CRIF)は、記録された被害件数は、2022年の1年間の3倍に相当すると指摘した。パリ検察によると、13人は「人種、民族、国家、宗教を理由に」財産に損害を与えたり、憎悪、暴力、人種差別を公に扇動したりした。