観光客数がコロナ前に回復 仏パリ

【パリ安倍雅信】フランスの首都パリで観光分野を担当するオカール助役は14日、観光客数が新型コロナウイルス禍前の水準に回復したことを明らかにした。インフレというマイナス要素もあったが、市内は観光客で溢(あふ)れた。今年秋のラグビー・ワールドカップ(W杯)フランス大会や来年夏のパリ五輪に向け弾みがついた形だ。

同助役によれば、今年1~4月にパリを訪れた観光客は1160万人に達し、前年同期比で27・2%増加した。コロナ禍前の2019年と比べると2・5%少ないが、ほぼ同水準だ。

今年夏の外国人旅行者数は前年より27・6%増加し、19年の水準を6%上回ると予想されている。パリ市国際観光局(OTCP)によれば、パリ都市圏の宿泊施設の稼働率は70・6%に達している。今年全体では、3700万人の観光客が訪れると予想され、19年の3850万人に迫る数字となる。

日本、中国、韓国からの観光客は、コロナ禍前の水準に戻っていない。だが、他の国々からの旅行者が増えており、トップは米国人で全体の13%を占めた。次いで英国、ドイツ、イタリアが続き、ブラジルが5位となっている。

ただ、パリの物価は4年間で28%上昇し、1泊当たりの宿泊料金は平均189ユーロ(約2万8350円)と高い。このため、オカール助役は「来年のパリ五輪で観光客が倍増するとは期待していない」とも述べた。

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