リモートワークで地下鉄混雑?

フランスのパリ(Photo by Jeff Frenette on Unsplash)
フランスのパリ(Photo by Jeff Frenette on Unsplash)

フランスから

フランスでは、コロナ禍で急増したリモートワークが減り、職場復帰が急増すると思いきや、フランス人が好む「好きな場所で好きな時間に仕事する」働き方がすっかり定着し、田舎の自宅と都会の職場のデュアルワークが主流になりつつある。

一方で、働き方の変化はさまざまな影響を及ぼしている。例えば、会社員の利用を前提としたビジネス街の飲食店や商店は、出社する社員が激減したことで、店を畳むケースが出ている。

また、新たな問題となっているのは、通勤電車の混雑具合に偏りができていることだ。週末をゆっくり過ごしたいサラリーマンが金曜日をリモートワークにして、通勤時間を節約した分で買い物や家事をするケースが増加。パリを含む首都圏では、25%が金曜日には出社しないというアンケート結果もある。

そもそもパリと周辺自治体では、職場の68%が地域全体の6%に集中している。ラッシュアワーに通勤電車が混雑する要因だったが、金曜日の利用客が激減する一方、逆に火曜日はコロナ禍前より利用客が増え、不満が噴出している。公共交通機関側は企業に対して社員のリモートワークを金曜日に集中させないよう求めている。金曜日にリモートワークが増える理由は生活面だけではない。出社する社員が少なければ出社の意味がないと考える人は多い。

せっかくコロナ禍前に比べてパリ首都圏の公共交通機関利用者が約2割減り、電車内の混雑が緩和されたと思いきや、利用者が最も多い火曜日は逆に利用者が18%増えている。リモートワークのデメリットへの対処が急がれている。(M)

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