トップ国際中国食品に絵の具で着色!?中国の有毒食品にボーダライン無し!!

食品に絵の具で着色!?中国の有毒食品にボーダライン無し!!

漫画家 孫向文

こんにちは、元・中国人、現・日本人の漫画家の孫向文です。
最近、Xで参政党の神谷宗幣党首の2022年の街宣動画が取り上げられ、炎上しました。神谷党首の動画の中の

「みんな習近平の悪口を言いますよね。私も習近平は嫌いだけど、彼は中国の農業を大改革しました。中国国民の健康のために農薬の使用量を減らしました。中国産の野菜と比べて日本産の野菜のほうが農薬が多いですよ、中国産の野菜は日本産より安全だ」
という発言に対して私はこれがミスリードであることを指摘しました。

《実際の神谷氏の動画》


毒まみれの中国野菜

なぜ中国産の食品は農薬使用量が少ないなどと言う報道があるのでしょうか?
そこには大きなトリックがありました。

2002年、中国農業省はDDT、BHC、パラチオンなど18~19種の農薬や漁業用薬品を禁止しましたが、実際のところ一般農家への指導体制は不十分でした。

禁止農薬が無秩序に使用され、2006年頃、香港・上海で環境保護団体グリーンピースが、市販されていた野菜を調査したところ、70%のサンプルから国際上禁じれられてるDDTやリンダンなどの違法農薬が検出された例もありました。今なお、この状況は改善されていません。

日本が中国産野菜を輸入した場合、想定外の農薬を使用していれば、既存の日本の検査体制では、正確に検出できません。

ですから、「中国産野菜は日本産より農薬が少ない」と言うのは不正解ということです。

ちなみに、中国産野菜は農薬以外にも工場の違法な無処理排水により、土壌の重金属汚染があり、その水で灌漑した野菜は重金属濃度が高く、それだけでなくコストを減らすために野菜や果物に大量の成長促進剤が使用されていて、「突然スイカが爆発した」と言う事例は日本でも有名です。これは成長促進剤を付けたからです。つまり、日本に輸入できるのは、農薬、重金属、成長促進剤など三つの「毒まみれ」の、指定農園で特別栽培された中国産野菜だけです。

ですから、決して神谷党首が発言したような「中国産野菜は日本産より安全だ」という事実はないのです。

幼稚園で集団鉛中毒事件発生

今回は、直近の中国食品問題の大事件を二つを紹介します。

2025年7月9日の中国メディアの報道によれば、中国・甘粛省天水市の幼稚園で発生した集団鉛中毒事件が、現在でも大きな社会的波紋を呼んでいます。
(この記事はオンライン版の寄稿であり、必ずしも本紙の論調と同じとは限りません)

農薬のイメージ(本文とは関係ありません)

事件が発覚したのは2025年7月1日、天水市にある「褐石培心幼児園」で多数の園児に鉛中毒の症状が確認されました。

事件発覚後、地元の医療機関に対する不信感から、多くの保護者が子どもを連れて西安まで赴き、血中鉛濃度の再検査と治療を行ったほどです。さらに一部の家庭は、天津にまで移動し、より信頼できる治療を求めたとのことです。

中国SNSや一部の海外メディアの報道によれば、天水市内の検査機関と西安の病院で出た血中鉛濃度の結果は、通常より10数倍から20倍以上の大きな差が見られたということです。
例えば、ある園児の検査結果は、天水市内の検査機関では33.78μg/Lでしたが、西安では441μg/Lと大幅に上昇していました。一般的な幼児の正常値は20μg/L以下とされており、健康を害するレベルであることは明らかです。

さらにSNS上では、天水市の地方政府が西安の病院まで追跡して、検査の妨害をも試みたとの告発も投稿されています。

投稿された動画には、病室の前に立つ男性ら(変装した警察か?)が、保護者の立ち入りを阻止しようとする場面や、病室内で医師を脅す警察担当官と思しき人物の姿が映っていて、現場での撮影を妨害する様子も確認されていました。

保護者たちは、「天水に戻れば医療費が無料になる(これは明らかに口留め料相当)」と地方政府に説得される一方で、戻らなければ医療保険が適用されないと脅されていると訴えています。

ネット上での発信や告発も、検閲や圧力により次々と削除されている状況です。

中国の機関メディアによれば、今回の事件では該当幼稚園に通う251人のうち、233人が「血鉛異常」と診断されたとのこと。原因については、「給食室の職員がネット通販で購入した鉛を含む絵の具を使い、それを使い彩色された食品を提供していたため」とされています。

地方政府の隠蔽

しかしながら、この説明には多くの疑念が寄せられています。地元メディアの過去の報道では、実際に在籍する園児は300人以上とされており、食堂を利用していなかった子どもたちにも血中鉛の異常が確認されているとのこと。

そのため、地元にある鉛鉱の搬送企業である「白銀有色集団」の鉛・亜鉛鉱の天水中継基地の存在が水質汚染を招いた可能性も指摘されています。

もしかしたら「絵の具で着色した」というのは中国政府による捏造かもしれません。

なお、天水市では2006年にも同様の鉛中毒事件が発生しており、当時も多くの住民が自分の子どもを西安の病院に連れていくしかありませんでした。今回の事件は、過去の事件と同様に、地方政府が隠蔽を行ったということでしょう。

つまり、中国産野菜などの食品は、農薬と汚染問題だけではなく、中国共産党による「情報隠蔽工作」まで行われ、到底日本人の食卓に並ぶような食品ではないということです。

食肉でも安全問題が続出

近日の中国食品問題は、これだけではありません。

2025年5月1日の報道では、中国各地で食肉に関する深刻な安全問題が続々と明るみに出ています。
それは不法業者による違法な添加物の乱用、そして悪質な偽装行為です。悪徳業者は肉の見た目を良くし、重量をかさ増しする目的で、有害な物質を平然と使用しているとのこと。
広東省のある業者・呉某が豚肉団子に有毒物質の「ホウ砂(硼砂)」を混入させたとして、懲役3年4か月の判決が下されました。

また、肉類に頻繁に使われる別の添加物として「亜硝酸ナトリウム」がありますが、成人でも0.2~0.5グラムだけで中毒症状が起き、3グラム以上の摂取で死亡する恐れがあります。
地元の市民の取材によると、

「肉に亜硝酸ナトリウムを加えれば赤くなって売れ行きが良くなる。煮込むと肉がすぐ柔らかくなる。市販の煮込み肉、工場製品のアヒルの首や豚足などは、添加物の表示が命取り。長期間腐らない」とのこと。

屠殺場の裏話では

「昔は牛や羊を屠殺する前に水を注入して重さを増していたが、今はもっと『ハイテク』になった。例えば、中薬の『●(疾にくさかんむり)藜(しつり)』に塩を混ぜ、家畜に与えると、動物はしょっぱさで水を大量に飲み、その水にはアルカリ剤が入っていて、化学反応を起こして体が膨れる。冷凍すれば脂肪がついているように見える。牛肉にはカラギーナンやキサンタンガムを注射し、保水剤を噴霧してから水に漬ければ、1斤(500g)が一気に600g以上になる。」

「豚肉や豚足に注射されているゼラチンのような液体で、煮ると大量の泡が出る。とてもじゃないが、口にできないよ。中共高官には専用の『特供』食品があるが、庶民の食品安全など誰も気にしてないんだ」

『特供』と言うのは、中国共産党の中南海の高官のために、指定された汚染のない農場で、有機栽培された無農薬の野菜のことです。中国語で「特別に提供」の意味です。

神谷党首「弁解」のXポスト

神谷党首はその後、自分の過去の発言に

「中国でも農薬の問題が取り上げられて、オーガニックなどが進み、物によっては日本の野菜より安全なものが生産されて富裕層に売られていると言ったのです」

と弁解しましたが、筆者は10年間も中国の食品問題に注目していて、神谷党首が言う「富裕層」とはいったい誰のことなのでしょうか?

それは「中国共産党の中南海の高官」に他なりません。その中国共産党の中南海の特権階級を例として、中国産野菜は安全と決めつける神谷党首の発言は、国政政党の代表として、あまりにも不勉強と言えるでしょう。筆者は日本国民の健康のために、改めて中国産食品は危険だ!と主張します。あくまでも中国産食品の安全性は「世界最下位」であると注意を呼びかけます。

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