中仏 国交60周年機に接近 文化・観光交流を積極拡大

昨年11月24日、北京で共同記者会見を行った後、 握手する中国の王毅共産党政治局員兼外相(右) とフランスのコロナ外相(AFP時事)

【パリ安倍雅信】フランスは中国との国交樹立60周年に合わせ、文化交流を活発化させる。中国は冷え込んでいる欧州連合(EU)との関係打開を模索しており、フランスとの記念イベントを積極的に行う構えだ。コロナ仏外相と中国の王毅外相は昨年11月に人的交流に関するハイレベル対話を行い、中国ハルビンでは5日から国際氷彫刻祭がスタートした。

フランスでは2019年、外国人観光客数が翌年には1億人に到達すると予想された。だが、新型コロナウイルス禍により、米国に次いで多かった中国からの旅行者が激減し、観光産業や飲食業界に大打撃を与えた。そのためフランスは今年、仏中文化観光年として中国国民にアピールする観光政策を掲げている。

中国側では30以上の都市で年間を通じて多くのイベントが開催される。ベルサイユ宮殿、モビリエ国立劇場、ボルドー国立オペラ・バレエ団などのフランスの名門機関が、音楽から工芸品まで芸術作品を紹介するプログラムを提供する。

フランスは昨年、中国からの入国規制を撤廃したことで、中国からの観光収入が大幅に伸びた。さらに今夏はパリ五輪に向け、中国からの観光客呼び込みに必死だ。

ただ、専門家からは、フランスで計画される中国関連のイベントが中国のイメージ回復につながるかどうか疑問視する見方もある。

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