トップ国際中南米前大統領の自宅軟禁へ移行許可―ブラジル最高裁

前大統領の自宅軟禁へ移行許可―ブラジル最高裁

 【サンパウロ綾村悟】ブラジル最高裁のモラエス判事は23日、クーデター未遂などの罪で27年3月の実刑判決を受け服役中のボルソナロ前大統領に対し、健康上の人道的配慮から自宅軟禁への移行を認める決定を下した。許可される期間は90日間で、医療状況の改善、条件違反次第で刑務所に戻される。電子足輪の装着が義務付けられ、自宅周辺1キロ以内での支持者集会も禁じられる。

 昨年11月から首都ブラジリア近郊の連邦刑務所で服役していたボルソナロ氏は、13日に体調が急変して救急搬送され、細菌性気管支肺炎による重篤な状態だった。弁護団の請求を受け、検事総長が「持続的な医療監視が必要」として人道的な対応を理由に自宅軟禁を支持する意見書を提出、最高裁がこれを追認した形。

 決定を前大統領の支持者らは歓喜を持って迎えた。10月の大統領選に出馬予定の長男フラビオ上院議員は「父の命を守る第一歩だ」と表明。保守派でミナスジェライス州のロメウ・ゼマ前知事は「最高裁による政治的迫害の終わりを願う」とコメントした。

 今回の自宅軟禁は刑の減免ではなく、執行形態の一部変更にすぎない。

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