メキシコのシェインバウム大統領は、燃料不足が深刻化するキューバに、食料などの人道支援を継続する方針を表明した。一方でトランプ米大統領は、キューバに石油を供給する国に関税を課すと示唆しており、メキシコ側は「人道危機を招きかねない」と警戒を強めている。
シェインバウム氏は6日、米国の関税措置を「不当であり非常に不公平」と非難。メキシコは外交的手段を通じて、米国の制裁や関税の影響を避けつつ、キューバ支援の継続方法を模索しているとした。米国からの圧力を受けメキシコは、キューバへの石油・燃料輸送を一時停止しているが、支援再開への協議を米国と継続中としている。
米国の制裁圧力による燃料不足で、キューバには、国際線の運航制限など影響が広がっている。国内の企業活動や学校運営にも影響が及んでいるもようだ。
米国は共産党一党独裁のキューバの体制転換を視野に、同国への石油供給で圧力を強めている。キューバは燃料をベネズエラに依存していたが、1月初め、ベネズエラへの米軍軍事介入(マドゥロ大統領の拘束・拉致作戦)で、同国からの供給は完全に停止した。
(ハンソニ・オヘダ)






