【サンパウロ綾村悟】ベネズエラのロドリゲス暫定大統領は7日、マドゥロ前大統領の警護に失敗し、米軍による拘束を許したとして、大統領護衛隊司令官のハビエル・タバタ将軍を解任した。
タバタ将軍は、大統領の身辺警護を担う大統領護衛隊のトップで、首都カラカスでの保安体制の不備を追及された形だ。後任には、国内治安機関の元トップであるグスタボ・ロペス氏が就任する。
今回の人事は、ロドリゲス氏にとって暫定政権発足後、初の本格的な人事措置となる。暫定政権として前大統領が拘束される事態を招いた「警備上の責任」を明確にするとともに、人事刷新を通じて国内外に統治能力を示す狙いがあるとみられる。
現在、ベネズエラ国内では非常事態宣言が発令され、治安部隊による記者の拘束や国外追放が報告されるなど、言論・報道の自由への影響が懸念されている。こうした中、反体制派は、暫定政権による政治安定化策は不十分だとして、自由選挙の実施による早期の政権移行を求めている。






