
【サンパウロ綾村悟】ベネズエラ最高裁判所は4日、マドゥロ大統領が米軍の軍事作戦により拘束された事態を受け、ロドリゲス副大統領を暫定大統領に指名したと発表した。任期や今後の政治日程については、現時点で詳細は明らかにされていない。
ロドリゲス氏は同日、SNSへの投稿で、「相互尊重に基づく新たな国際関係を築く用意がある」と述べ、米国を含む国際社会との対話に前向きな姿勢を示した。政権運営の安定化に向け、対外関係の正常化を模索する意向とみられる。
ロドリゲス氏はこれまで、米国による軍事行動を主権侵害として批判する立場を示してきたが、暫定大統領就任後は発言のトーンを抑え、国内統治と国際社会との関係維持を重視する姿勢に転じている。
一方、政権の安定を左右する国軍の動向は依然として不透明だ。国防当局は公式には沈黙を保っているが、軍内部では今後の対応を巡り慎重な判断を求める声もあるとされる。ロドリゲス氏が軍を含む統治機構をどこまで掌握できるかが、政権移行の成否を左右するとの見方も出ている。






