トップ国際中南米米、ベネズエラ領空の封鎖宣言 経済・軍事的圧力を強化

米、ベネズエラ領空の封鎖宣言 経済・軍事的圧力を強化

 【サンパウロ綾村悟】ベネズエラ政府は29日、トランプ米大統領が同日「ベネズエラ上空および周辺の領空を全面閉鎖する」と宣言したことに対し、「植民地主義的な脅威であり、主権と領土への重大な侵害」として強く反発している。軍事演習を再開するなど、全面的な対決姿勢を鮮明にしている。

 反米左派マドゥロ大統領は、テレビ演説を通じて「(米国の圧力に対して)全面的な抵抗態勢」に入るよう、国民に向けて呼び掛けた。

 米政府はマドゥロ政権が「麻薬テロ組織」に加担していると批判し、マドゥロ大統領に多額の懸賞金をかけている。

 11月に入ってからは、米軍の空母打撃群がカリブ海に展開し、ベネズエラの船に対する空爆や、軍事演習を繰り返していた。今回の「領空閉鎖」宣言は、事実上の海上・航空封鎖であり、マドゥロ政権に対する経済的・軍事的圧力を強化するものだ。トランプ氏は、27日には陸上攻撃の可能性にも言及している。

 これに対し、ベネズエラ側も全国的な軍事演習を実施するなど、軍事衝突も辞さない構えを見せている。専門家からは、両国間の緊張が「臨界点に達している」との指摘も出ている。

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