【サンパウロ綾村悟】中米ホンジュラスで30日、現職カストロ大統領の任期満了に伴う大統領選が実施される。決選投票は行われず、最多得票の候補が当選する。任期は4年で再選はなし。就任は来年の1月27日。
最新の世論調査では、カストロ氏の後継で与党の自由・再建党に所属する左派リキシ・モンカダ候補と野党第1党・国民党の右派ナスリ・アスフラ候補が支持率約30%で並び、左派自由党のサルバドール・ナスララ候補が僅差で追う形だ。
選挙の争点は、治安、貧困、さらにカストロ政権で親中に傾いた外交の3点。
麻薬ギャングの横行による凶悪犯罪が問題となっており、約6割に達する貧困率も大きな課題だ。
親中派のカストロ氏は、2023年3月に台湾と断交し、中国と国交を樹立。その後、6月に訪中し、巨大経済圏構想「一帯一路」への正式参加を決定した。しかし、中国資本によるインフラ整備は遅れており、有権者から不満の声が高まっている。
親米派のアスフラ氏は、台湾との断交を厳しく批判、米国との関係を重視し経済的な実利を求める外交への転換を主張している。アスフラ氏が当選した場合には、カストロ氏の親中路線が見直される可能性がある。





