トップ国際中南米ベネズエラ当局 反体制派マチャド氏に警告 ノーベル授賞式出席で逮捕状も

ベネズエラ当局 反体制派マチャド氏に警告 ノーベル授賞式出席で逮捕状も

 【サンパウロ綾村悟】南米ベネズエラのサーブ検察総長は20日、ノーベル平和賞を授賞した反体制指導者マリア・マチャド氏が12月の授賞式に参加するためにノルウェーに渡航した場合、「国外逃亡者」と見なすと明言した。出国した場合、逮捕状や国際指名手配が出される可能性がある。

 マチャド氏は現在、共謀罪や扇動罪、テロ加担などの容疑で捜査対象となっており、最近では米海軍によるカリブ海展開を支持したことも「国家への裏切り」に値すると当局が問題視している。

 マチャド氏の選対幹部や側近にはすでに逮捕状が出されており、マチャド氏は現在、国内での潜伏生活を余儀なくされている。

 ベネズエラでは昨年7月に大統領選挙が実施されたが、野党候補有利との事前情勢に反して、選管は反米左派マドゥロ大統領の再選を発表した。野党側や国際社会が大規模な選挙不正を指摘、マチャド氏ら反大統領派は、選挙のやり直しなどを求めて抗議運動を組織したが、政府の弾圧により多くの逮捕者が出た。

 ノーベル委員会は10月、マチャド氏が「ベネズエラ国民の民主的権利を守り、独裁体制から公正で平和的な民主主義への移行を目指して闘ってきた」と高く評価し、ノーベル平和賞に選定した。

 マチャド氏が、ノルウェーでの授賞式に参加することを希望しているとの報道も出ており、検察側が出国禁止命令や予防逮捕に踏み切る可能性も指摘される。

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