【サンパウロ綾村悟】ブラジルのマリナ・シルバ環境・気候変動担当大臣は19日、ブラジル政府が主導する新たな森林保護基金の立ち上げに対し、ドイツ政府が10億ユーロ(約1650億円)の資金提供を約束したと発表した。
「熱帯雨林永続のための保護基金(TFFF)」は、ブラジル政府が国連気候変動枠組み条約第30回締約国会議(COP30)に向けて創設を提案してきたものだ。
基金が目標とする資金総額は1250億㌦(約19兆6000億円)。公的資金を元手に民間からの投資を呼び込み、熱帯雨林保全の成果に応じて途上各国を中心に報酬を支払うという革新的な試みだ。
報酬を受取るには、人工衛星や専門家による森林破壊の阻止や森林再生に対する厳格な評価を受ける必要があり、資金の利用用途も森林保全などの環境保護目的に限定される。
ドイツの資金提供により、同基金への拠出総額は65億㌦を超えた。基金の立ち上げには、先進国や慈善団体を中心とした拠出金250億㌦が必要とされており、残り1000億㌦を民間からの投資で賄う予定だ。






