【サンパウロ綾村悟】メキシコのシェインバウム大統領(63)は5日、首都メキシコ市の中心部にあるソカロ地区で男性から性的嫌がらせ(セクシャルハラスメント)を受けたとして、相手男性を告訴したことを明らかにした。同氏はメキシコ初の女性大統領。
現地メディアによると、シェインバウム氏が国立宮殿までを最小の護衛を連れる形で市民と触れ合いながら歩いていたところ、30代の酔った男性が後方から近づき、抱きつきながらキスをしようとした。男性は警察により逮捕され、性犯罪を担当する部署に勾留された。犯人の男性は、他の女性にも同様の行為を働いていた過去がある。
シェインバウム氏は同日夜、「私は大統領だが、同時に一人の女性だ。大統領にさえこんなことが起きるなら、毎日街を歩く普通の女性たちはどれほどの恐怖を感じているのか」と訴え、セクハラを刑事犯罪とする法改正に取りかかると明言した。
メキシコでは、65%の女性が何らかの性的暴力被害を受けていることもあり、セクハラに対する現行法が多くの州で行政処罰に限定されていることへの批判が少なくない。





