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メキシコ北部で火災、23人死亡 スーパーでの爆発から引火

 【サンパウロ綾村悟】メキシコ北部ソノラ州の州都エルモシージョ市内のスーパーマーケットで1日、火災が発生し、少なくとも23人が死亡した(うち6人は子ども)。州当局は、死者の多くが有毒ガスの吸入による窒息死と発表、負傷者も11人以上に上っている。

 現地メディアが公開した映像では、突然の爆発と店舗が炎上する様子、また黒煙が周囲に立ち込める様子が捉えられており、家族連れの買い物客らが巻き込まれたもよう。

 店舗内のガス設備の故障が、爆発の引き金となった可能性があり、ソノラ州のデュラスソ州知事は、「州民の安全を優先し、事故の徹底調査を進める」と強調、メキシコ政府も医療・心理支援チームを派遣した。

 メキシコでは今年6月、チュルブスカ州にある薬物更生施設で、電気配線と入所者の過密状態が重なった火災が発生、12人が死亡している。また9月には、首都メキシコシティ郊外の高速道路で、機械故障もしくは速度超過が原因とみられるタンクローリーの横転事故による火災事故が発生した。市民団体などがインフラ設備の全国的な点検を求めている。

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