【サンパウロ綾村悟】南米ベネズエラ政府は13日、ノルウェーの首都オスロにある大使館を閉鎖すると発表した。即時発効され、ノルウェー外務省も確認した。ベネズエラ外務省はX(旧ツイッター)を通じて、閉鎖を「外交サービスの再編」と説明、在オーストラリア大使館も併せて閉鎖すると発表した。
一方、アフリカのブルキナファソとジンバブエに大使館を新設、「グローバルサウスとの同盟強化」の方針を示した。
発表はベネズエラの反体制派指導者マリア・マチャド氏に10日、ノーベル平和賞の授与が決まった直後であり、大使館閉鎖がノルウェーへの報復措置と見る向きが多い。
反米左派マドゥロ大統領は、強権政治によりベネズエラの反政府勢力への弾圧を続ける中、マチャド氏を「悪魔の魔女」と非難しており、ノーベル委員会の決定を内政干渉と見なしている可能性が高い。
マチャド氏は長年、マドゥロ政権に反対しながら国内での民主主義の復活を求めてきた。2024年の大統領選では、政権から出馬自体を禁じられた。選挙結果を巡っては不正を主張、反政府デモの先頭に立ってきた。
ノーベル賞受賞の発表を受け、トランプ米大統領へも謝意を示したが、このこともマドゥロ大統領の反感を招いたもようだ。






