ボルソナロ前大統領が入院―ブラジル

　【サンパウロ綾村悟】自宅軟禁下にあるブラジルのボルソナロ大統領（70）が16日、体調不良から首都ブラジリアの病院に緊急搬送された。長男で上院議員のフラビオ氏によると、ボルソナロ氏は自宅で低血圧の発作に襲われ、嘔吐（おうと）やしゃっくり、10秒ほどの呼吸停止などの症状が続いていた。

　関係者によると、ボルソナロ氏は食事量も減少し健康面が心配されていた。病院の検査では鉄分不足が明らかになり、皮膚の組織検査による癌（がん）の可能性も調べているという。同氏は、14日に皮膚疾患の手術を受けたばかり。