トップ国際中南米米紙寄稿で「関税」に反論―ブラジル大統領

米紙寄稿で「関税」に反論―ブラジル大統領

 【サンパウロ綾村悟】ブラジルのルラ大統領は15日、トランプ政権がブラジルからの輸入品に50%の追加関税を課したことを、「誤った動機」「非論理的」などと厳しく批判した。米紙ニューヨーク・タイムズへの寄稿で訴えた。

 トランプ大統領は、ボルソナロ前大統領に対する裁判を「魔女狩り」だと批判。事実上、報復として関税を課していた。ボルソナロ氏は11日、クーデター未遂などの罪で最高裁から27年の実刑判決を受け、トランプ氏は「とても驚いた」と述べていた。

 寄稿の中でルラ氏は、最高裁判決について「憲法に基づき」「手続きは公平」と説明した。また過去15年間で米国は、対ブラジル貿易で4100億ドル超(約60兆3000億円)の黒字との事実を示し、今回の関税措置の経済的合理性に疑問を呈した。

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