トップ国際中南米ガイアナ大統領選、親米派が再選 南米の新興産油国

ガイアナ大統領選、親米派が再選 南米の新興産油国

【サンパウロ綾村悟】南米ガイアナで1日、大統領選と国会議員選挙(65議席)が実施され、現職の親米派イファーン・アリ大統領(45)が当選、与党の人民進歩・市民党が過半数を制した。

選管によると、アリ氏の得票率は55.3%で、前回の50.6%から大きく伸ばした。与党も議席数を33から36へと増やした。

ガイアナは南米有数の貧困国だったが、大規模な海底油田が発見・開発されたことで「新興産油国」として脚光を浴び、国民1人当たりの国内総生産(GDP)が南米で最も多い国に成長している。

アリ氏は原油開発や反米左派で領有権争いがある隣国ベネズエラへの対応などを巡り、親米路線を重視。原油収益をインフラ整備や教育や医療への投資、貧困層支援などに振り向けてきた。

一方、今回の選挙で躍進したのが、実業家のアズルディン・モハメド候補(38)だ。得票率でアリ氏に次ぐ24.8%を獲得したほか、所属する新党の労働人民統一党(WIN)は16議席を獲得して野党第1党に躍り出た。

モハメド氏は対米依存やエクソンモービルとの契約見直しを主張。国民への現金給付を求めるなど、ポピュリスト的な政策を訴えている。アリ氏の再選で親米路線や国内投資路線が継続されるが、モハメド氏率いる最大野党が躍進する中でアリ政権の舵(かじ)取りが注目される。

spot_img

人気記事

新着記事

TOP記事(全期間)

Google Translate »