【サンパウロ綾村悟】ボルソナロ前大統領の弁護団は25日、アルゼンチン政府にボルソナロ氏が亡命申請した事実はなく、海外逃亡の意思もなかったと最高裁に説明した。
連邦警察が同氏の関係先に家宅捜索を行った際、押収した携帯電話からアルゼンチンへの亡命計画を示唆する文書が発見され、説明が求められていた。
ブラジルのメディアは、関係筋の情報として米国やイタリアにも、同氏や弁護団から亡命に関する接触があったと報道している。
だがボルソナロ氏自身は、「私は祖国を捨てるつもりはない、敵対勢力による捏造(ねつぞう)だ」と一連の報道に反論、連邦警察による捜査も「法を乱用した政治的迫害だ」と批判している。
弁護団も同氏は「国外逃亡の意思を持たず、パスポートの提出、また法廷への出頭など、司法の求めに常に応じる姿勢を示してきた」とし、自宅軟禁の解除を要求している。
ボルソナロ氏は、クーデター未遂に関与した罪などに問われ、9月上旬にも最高裁で判決と量刑が言い渡される見通し。最高で40年の実刑判決が下る可能性がある。





