トップ国際中南米「司法への政治介入は憲法違反」―ブラジル財務相

「司法への政治介入は憲法違反」―ブラジル財務相

【サンパウロ綾村悟】ブラジルのハダジ財務相は19日、メディアのインタビューに答え、対米関税交渉が進展しないのは、米側によるブラジルへの憲法上不可能な要求が原因との見解を示した。政府系ブラジル通信が報じた。

トランプ米大統領は7月末、クーデター未遂への関与で罪に問われているボルソナロ前大統領のブラジルでの裁判を「魔女狩り」と批判、裁判の即時停止を求め、同時にブラジルからの輸入品に最大50%の関税を課した。

両政府間の交渉がほとんど行われていない現状にハダジ氏は、米国側がブラジル行政府による国内司法への干渉を求めており、それは憲法に違反する解決策だと主張した。

8月13日、ハダジ氏とべセント米財務長官は関税問題で会談する予定だったがキャンセルとなった。ブラジル側に交渉の意思はあったが、同国内の右派による妨害で実現しなかったとしている。

関税問題では国内向けに、ブラジル政府は300億レアル(約8000億円)相当の輸出企業支援策などで対応している。ボルソナロ氏の裁判は9月初旬にも判決と量刑が下されると言われている。有罪判決が出た場合、また量刑の内容によっては国内保守派の反発、米側からの厳しい反応が予想される。

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