【サンパウロ綾村悟】ブラジルのルラ大統領は18日、ロシアのプーチン大統領と30分近く電話会談を行い、ウクライナ情勢などについて意見交換したと明らかにした。政府系ブラジル通信が報じた。
会談はプーチン氏から持ちかけた。米アラスカで15日に行ったトランプ米大統領とのウクライナ戦争の停戦、終結に向けた協議について、プーチン氏は「良かった」と評価した。
ブラジルと中国がウクライナ戦争の終結に向け、2024年に立ち上げた「平和の友」構想についても、プーチン氏が言及したという。同構想は、国連やグローバルサウスが関与し、外交と対話を通じてウクライナ情勢の解決を目指すもの。ただしウクライナは同構想について、「ロシアの立場を利するもの」と懸念を示している。





