【サンパウロ綾村悟】ブラジルを代表する保守派政治家のボルソナロ前大統領(70)が、クーデター未遂などに関与した罪に問われている裁判で、ブラジル最高裁は15日、9月2日から12日の間に評決と量刑を下す方針を明らかにした。
ボルソナロ被告に対しては、クーデター未遂や公務員の殺人教唆などの罪で、最大で43年の実刑判決が下される可能性がある。
ボルソナロ被告の弁護団は13日に最終弁論を書類で提出、「証拠不十分」だとして無罪を主張している。
同裁判に関しては、トランプ米大統領が「魔女狩り裁判」だと批判して、裁判の中止とブラジルに対して最高50%の関税を求めている。
一方、ブラジルのルラ大統領は、「主権侵害」だと米側を批判して世界貿易機関(WTO)に提訴するなど一歩も引かない姿勢を見せており、判決によっては、さらなる外交問題とブラジル国内における保守派の反発などにつながることが懸念されている。





