トップ国際中南米トランプ氏の書簡に反論  ブラジル最高裁長官

トランプ氏の書簡に反論  ブラジル最高裁長官

【サンパウロ綾村悟】ブラジルのルイス・ロベルト・バローゾ最高裁長官は13日、トランプ米大統領からルラ大統領宛ての書簡に返答し、ボルソナロ前大統領が国内で「政治的な魔女狩り」対象になっている、との批判に反論した。政府系ブラジル通信が14日付で報じた。

トランプ氏は9日、ボルソナロ容疑者がクーデター等に関与したとする一連の裁判を政治的迫害だと批判、裁判の中止を求めた。また、X(旧ツイッター)などの米系SNSへの検閲を通じ、言論の自由を侵害したと主張、ブラジルに対して8月1日から50%の関税を課すと書簡で通告していた。

これらのトランプ氏の主張に対して、バローゾ長官は「事実の検証が必要だ」とし、ブラジル近代史におけるクーデター史を紹介した。その上で、最高裁や連邦議会の襲撃事件へのボルソナロ容疑者の関与が裁かれ、手続き上も「すべて法的に適正で、あらゆる段階で透明性を完全に担保、公開審理としてテレビ中継もされている」と説明した。

バローゾ長官は、司法の独立性についても強調、トランプ氏が言うような「政治的迫害には当たらない」と反論している。

検閲との批判についても、言論の自由などに最大限に配慮した上で、違法行為を取り締まっているだけだとし、「ブラジルで検閲は行われていない」と言明した。

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