【サンパウロ綾村悟】ブラジル地理統計資料院(IBGE)は先月27日、同国の合計特殊出生率が過去最低の1・55%を記録したと発表した。フォーリャ紙(電子版)などが報じた。
データは2022年に行われた国勢調査に基づく。ブラジルで最初の国勢調査が始まった1940年、出生率は6.28%だった。
女性の晩婚化も進んでおり、2000年に平均26.3歳だった女性の結婚年齢が、22年の調査では28.1歳に上昇している。子どもを持たない家庭も増えており、50歳から59歳の女性で子どもを持たない割合は、2000年の10%から、22年で16.1%に上昇した。
人口の維持には、2.1%の出生率が必要なことから、ブラジルでも高齢化と人口減少が懸念されている。
出生率低下の背景には、教育コストの上昇、それに伴う共働きの増加など、多くの社会要因が挙げられる。
出生率の低下は世界の主要国でも進んでおり、2022年の比較で、日本のそれが1.26%、韓国は世界最下位の0.78%を記録している。
一方、世界全体を見渡すと、アフリカや中東、一部の中南米・カリブ海諸国の人口増により年々人口が増加しており、現在の81億人から、2080年頃には103億人に達するものとみられている。






