トップ国際中南米大統領候補が銃撃され重体 コロンビア

大統領候補が銃撃され重体 コロンビア

コロンビアのウリベ上院議員=5月14日、ボゴタ(AFP時事)

【サンパウロ綾村悟】南米コロンビアの首都ボゴタで7日、来年5月の大統領選挙で有力候補とされている右派、ミゲル・ウリベ上院議員(39)が演説中に銃撃され、頭部などに銃弾を浴びて瀕死(ひんし)の重傷を負った。8日未明(日本時間8日午後)の発表では、緊急手術で命は取り留めたものの、予断を許さない状況だという。

現地からの報道によると、ウリベ氏を襲ったのは2人組の男で、事件後に警察官らによって取り押さえられた。実際にウリベ氏を銃撃した犯人は、10代の少年だと報じられている。

SNSで拡散している動画では、犯人は公園で演説を行っているウリベ氏の背後から接近し、至近距離から頭部に向けて撃った。ウリベ氏は頭部への2発を含む計3発被弾した。銃撃後の現場は悲鳴や怒号が鳴り響き、支持者らが血まみれになったウリベ氏を抱きかかえる様子が映っていた。

ウリベ氏は、1978年から82年までコロンビアの大統領を務めたトゥルバイ氏の孫。野党「民主中道党」からの大統領選出馬を目指しており、反米左派グスタボ・ペトロ大統領に対抗する右派の有力候補とみられている。

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