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メキシコ市長の側近2人が射殺 メキシコ

【サンパウロ綾村悟】メキシコの首都メキシコ市で20日、市長の秘書と顧問の2人が、武装した犯人グループに銃撃され、死亡した。市長の秘書はヒメナ・グスマンさん、顧問はホセ・ムニョスさん。

首都のメキシコ市は人口920万人が集まる大都市。メキシコ市長は政治的にも影響力を持ち、現市長のブルガダ氏はシェインバウム大統領と同じ左派与党の「国家再生運動(MORENA)」に所属している。

現地報道によると、射殺された2人は出勤途中に車を停車させた際、オートバイから降りてきた犯人2人組から銃撃を受けた。2人はその場で死亡が確認されたという。

治安当局は防犯カメラなどを解析、実行犯の割り出しに捜査を進めている。

ブルガダ市長は、射殺された2人と遺族に対して追悼の意を表明、犯人の確保と処罰を約束した。シェインバウム大統領も捜査への協力を表明した。

メキシコでは、政治家を狙った殺人事件が少なくないが、首都のメキシコ市、しかも中心部は比較的治安が良いとされてきた。政治的影響力を持つブルガダ氏の側近への凶行は、政治的な動機や治安への不安を含め、現地の注目を集めている。

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