トップ国際中南米対米報復関税は直ちには行わない方針 ブラジル

対米報復関税は直ちには行わない方針 ブラジル

【サンパウロ綾村悟】ブラジルのアダジ財務省は12日、米国がすべての国から輸入される鉄鋼・アルミニウムの輸入に25%の関税をかけることを発表したことに対し、当面は報復ではなく交渉を中心に問題解決を図る方針を明らかにした。政府系ブラジル通信が報じた。

ルラ氏はアダジ氏に対し、トランプ政権との交渉に加えて、世界貿易機関(WTO)への働きかけを含めたあらゆる対策を検討するように指示している。

ブラジル鉄鋼業界の情報によると、2022年にブラジルが輸出した鉄鋼の49%が米国向けだった。25%の関税が続けば、鉄鋼業界だけでなくブラジル経済への影響も無視できなくなり、報復関税を求める声も上がり始めている。

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