
【サンパウロ綾村悟】南米ブラジルのリオデジャネイロで開催された「リオのカーニバル」のサンバパレードの審査結果が5日に発表され、強豪「ベイジャ・フロール」が15回目の優勝を飾った。
リオのカーニバルは、市内各地で一般市民参加の形で行われる「ブロッコ」と呼ばれる路上カーニバルと、サンバ特別会場「サンバドロモ(収容人数8万人)」で開催される精鋭チームによるサンバパレードの二つに分けられる。
今年のパレードは、2月28日から3月4日の5日間行われ、1部の12チームと2部の16チームが競い合った。
採点の基準には、衣装や踊りの芸術性に加えてテーマ性などが求められる。優勝したベイジャ・フロールは、長年同チームの監督を務めてきた故ライラ・サントス氏の功績などをたたえる内容を披露した。同氏は2021年に新型コロナウイルス感染が原因で78歳で亡くなった。
3月8日には、優勝チームをはじめとする1部の採点上位6チームによる「スペシャルパレード」が披露され、リオのカーニバルの暑い夜が終わりを告げる。