トップ国際中南米カツラの下に大量のコカイン、密輸図った男を逮捕 コロンビア

カツラの下に大量のコカイン、密輸図った男を逮捕 コロンビア

【サンパウロ綾村悟】南米コロンビアで24日、警察当局が同国北部カルタヘナの国際空港で、かつらの下に違法麻薬のコカインを隠して密輸しようとしたコロンビア国籍の40歳男性を逮捕したと発表した。

被疑者は、カルタヘナからスペインのバルセロナ行き航空機に搭乗しようとしていた。

被疑者はすでにコロンビア警察の犯罪者リストに載っていた。それで税関職員が入念な身体検査を行ったところ、かつらの下から末端価格で約1万ユーロ(約156万円)相当のコカイン220グラムが見つかった。取り調べで、最終的にオランダに密輸するつもりだったと話したという。麻薬密輸などの容疑で起訴されることになる。

コロンビアは世界最大のコカイン輸出国。原料となるコカ葉の同国内作付面積は、過去最高を毎年更新しており、左翼ゲリラや犯罪組織の資金源となっている。

近年は、コカイン輸出による周辺国での犯罪行為も急増、隣国のエクアドルでは、麻薬密売組織による凶悪犯罪増加への対応が、大統領選挙の最大の争点にもなっている。

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