【サンパウロ綾村悟】熱波に襲われている南米リオデジャネイロで17日、現在の観測システムが始まって以来最高の44度を記録した。
市当局によると、10年前に「リオ気候警報システム」を導入したが、今回の記録は昨年11月の43.8度を超えるもの。
当局は降雨が予想される今週金曜日まで、熱波による猛暑が続くと警告、熱中症対策で水分補給、また不要不急の外出を避けるよう呼びかけている。市内各所には臨時の水分補給所が設置された。
同市では、今月28日から世界最大の祭典とも言われる「リオのカーニバル」が始まる。リオのパエス市長は、カーニバルを中止する予定はないとしているが、予想される猛暑に、十分な水分補給を呼びかけている。
南半球で夏を迎えているリオデジャネイロは今年、外国人観光客も過去最高となることが予想されている。