トップ国際中南米ルラ大統領の支持率急低下 インフレ、失業率など原因 ブラジル

ルラ大統領の支持率急低下 インフレ、失業率など原因 ブラジル

 【サンパウロ綾村悟】ブラジルの世論調査会社ダッタ・フォーリャ社は14日、ルラ大統領の支持率が3回の任期(2003~11、23年~)中、最低の24%まで下落したとする最新の世論調査結果を報じた。
支持率24%は、前回調査の24年12月から11ポイントの急落。一方、不支持は41%だった。調査は2月10日から11日にかけ、全国113カ都市の2007人を対象に行われた。

今回の調査結果の特徴として従来、ルラ大統領の支持基盤とされてきた北東部や貧困層でも支持率が下落していることが挙げられる。

原因としては、食料品の高騰をはじめとしたインフレ、ガソリンなど燃料費の高騰、失業率の高さなどが考えられる。

一方、右派ボルソナロ前大統領を支持する保守派は、来月16日に全土の120カ都市でルラ大統領の弾劾を求める抗議デモを予定、数百万人規模の参加者が予想される。

また、このデモには、米政府効率化省(DOGE)を率いるイーロン・マスク氏が14日、ソーシャル・メディアのX(旧ツイッター)上で賛同するポストを投稿、2千万のインプレッションを集めている。マスク氏の投稿に対しては、与党ブラジル労働党(PT)の党首が「内政干渉だ」と反発している。

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