トップ国際中南米米メタ、ファクトチェック廃止は「米国限定」 ブラジル

米メタ、ファクトチェック廃止は「米国限定」 ブラジル

【サンパウロ綾村悟】米メタ(旧フェイスブック)が、外部第三者機関による投稿内容の「ファクトチェック」(事実確認)廃止を発表したが、ブラジル政府には当面、それは米国限定と説明していたことが分かった。ブラジルのフォーリャ紙が14日付で報じた。

メタは7日、ファクトチェックの廃止を発表、代わりにX(旧ツイッター)で使用される「コミュニティノート」の採用に言及していた。

ブラジルのルラ政権と司法関係者は、廃止により、偽ニュースの拡散やヘイトスピーチなどが避けられないとの懸念を表明、メタに説明を求めていた。メタは13日、ブラジル政府に書簡を送り、その中で、米国以外の国々に、コミュニティノートの改善と導入の意向を説明しているという。

ブラジルでは、これまでもXと司法当局が偽ニュース対策で対立、最高裁は昨年8月にブラジルでのXのサービス停止と罰金の支払いなどを命じた。その後、Xが譲歩し、ブラジル当局が問題視したアカウントを凍結する条件の下、サービスを再開していた。

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