トップ国際中南米アルゼンチン大統領を招待 米大統領の就任式、出席の意向

アルゼンチン大統領を招待 米大統領の就任式、出席の意向

【サンパウロ綾村悟】アルゼンチンのクラリン紙(電子版)は14日、政府筋の情報として、同国のミレイ大統領がトランプ次期米大統領の就任式に招待されたと報じた。就任式は来年の1月20日に行われる。ミレイ氏は出席する意向だという。
米大統領の就任式には各国の駐米大使が出席するのが通例となっており、首脳が招かれるのは極めて異例だ。

ミレイ氏は、11月の米大統領選後に外国首脳として初めてトランプ氏との面会を実現した。アルゼンチン大統領府の報道官によると、面会時にトランプ氏はミレイ氏を「アルゼンチンを偉大な国に変えた」「私のお気に入りの首脳だ」などと称賛した。

また、ラメラス次期駐アルゼンチン米大使も、ミレイ氏を「長年続いた経済危機と社会主義からアルゼンチンを救う使命を背負った人物だ」と言及しており、トランプ政権がミレイ氏に懸ける期待の高さを表している。

「南米のトランプ」とも呼ばれる保守派のミレイ氏は、環境問題やジェンダー対策、小さな政府の模索など多くの政策面でトランプ次期米大統領と一致する。

リオグランデドスル・カトリック大学のユング教授(国際関係学)は、トランプ氏の就任後に南米の政治や経済がアルゼンチンを中心に動き始める可能性が高いと予測、ブラジルの左派ルラ大統領は、次期トランプ政権の保護主義や政策面の違いで対応に苦慮することになると説明している。

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