トップ国際中南米ベネズエラ外相 米国務長官発言を批判 野党候補を「次期大統領」と

ベネズエラ外相 米国務長官発言を批判 野党候補を「次期大統領」と

ベネズエラ大統領選で野党統一候補だったゴンサレス氏=10月4日(AFP時事)

【サンパウロ綾村悟】南米ベネズエラのヒル外相は19日、米国のブリンケン国務長官が、スペインに亡命中のゴンサレス氏はベネズエラの「次期大統領」と明言したことを非難した。

ブリンケン氏は19日、X(旧ツイッター)に「ベネズエラ国民は、7月28日の選挙でゴンサレス氏を次期大統領に選んだ。民主主義は有権者の意思を尊重するものだ」と投稿、ベネズエラ政府に対して民意を尊重するように求めた。

ベネズエラの大統領選挙では、事前の世論調査で野党統一候補のゴンサレスが圧倒的な支持を得ていたが、即日開票の結果、選管当局は反米左派マドゥロ大統領の3選を発表した。

マドゥロ政権による強権政治が続くベネズエラでは、最高裁や選挙管理委員会もマドゥロ政権の影響下にある。

米国や欧州連合(EU)、ブラジルやコロンビアなどの南米諸国は、マドゥロ政権に詳細な開票結果の公表を求めてきたが、未だに提出されていない。

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