【サンパウロ綾村悟】南米ボリビア中部のコチャバンバで27日、エボ・モラレス元大統領が乗っていた車が警察車両から銃撃を受け、運転手が負傷する事件が発生した。
モラレス氏は同日SNSに、銃撃を受けた様子の車内映像を投稿、「政府による暗殺未遂だ」と非難した。
政府は28日、警察がモラレス氏を狙って銃撃した事実はないと主張、アルセ大統領は捜査を指示したと説明している。
一方、政府側はモラレス氏の車列が、麻薬捜査で巡回中の警察官をひいた上で逃走を図ったため銃撃し、モラレス氏側も応射したと説明した。
これについてモラレス氏は、警察側が先に発砲してきたため反撃したと主張、双方の話が食い違っている。