トップ国際中南米メキシコ司法改革に揺れる 国民投票で裁判官選出

メキシコ司法改革に揺れる 国民投票で裁判官選出

メキシコの政治的不確実性が高まっている。10月にはメキシコ史上初めて女性が大統領に就任するという歴史的な転換点を迎えた。一方で、ロペスオブラドール前大統領が任期終了前に推進したいくつかの改革が物議を醸している。その中でも最も議論を呼んでいるのが、司法制度の改革だ。裁判官と判事の選出プロセスが大幅に変更される。裁判官は国民の投票によって選ばれることになり、従来の試験や資格審査が廃止される。

この改革の承認に、国内では抗議の波が広がった。数千人の司法関係者や市民が街頭に繰り出し、資格審査の廃止によって、適切な資質、能力を欠いた人物が司法の座に就く可能性があるとして反対を表明した。こうした抗議活動にもかかわらず、改革は依然として有効であり、2025年6月には国民が新たな裁判官を選ぶための投票が実施される。(ハンソニー・オヘダ)

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