トップ国際中南米温暖化ガス排出が増加 ブラジル熱帯雨林

温暖化ガス排出が増加 ブラジル熱帯雨林

【サンパウロ綾村悟】ブラジル各地が深刻な干ばつと熱波に襲われ、過去最大とも言われる森林火災が発生している問題で、アマゾン環境研究所(IPAM)は23日、アマゾン熱帯雨林での温暖化ガス排出量が6~8月の間に、昨年同期比で60%近く増加していたと発表した。

IPAMによると、この3カ月間に森林火災によって放出された温暖化ガスの総量は3250万㌧で、これは北欧のノルウェーが排出する1年分に相当する。

加えて、9月はこれら3カ月を上回る森林火災が発生しており、単月ベースで観測史上最悪レベルに達する可能性があるという。

温暖化ガスは、森林の火災による消失後も発生し続けることが分かっており、6~8月の間に消失した240万ヘクタールの森林は、今後数年でさらに200万㌧から400万㌧の温暖化ガスを放出することになる。

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