【サンパウロ綾村悟】ペルー政府は12日、フジモリ元大統領の死去を受けて3日間の服喪に入ることを発表した。政府の建物や軍事施設などでは追悼の意を示す半旗が掲げられる他、祝賀行事などが延期される。
フジモリ氏のひつぎは同日、長女のケイコ氏ら家族に付き添われながら国立博物館に到着した。3日間、館内に安置されて通夜を行った後、14日にはリマ市郊外の墓地に埋葬される。
ボルアルテ大統領は、国立博物館を訪問してフジモリ氏のひつぎと対面、追悼の意を捧(ささ)げた。14日までひつぎは一般公開され、市民からの弔問を受け付ける。ケイコ氏は「父に別れを告げたい方はぜひ来てください」と呼び掛けている。
ケイコ氏は12日、SNSにフジモリ氏と家族の写真を掲載、「お父さん愛しています。あなたは、いつまでも私達の心に生き続けます」と故人をしのんだ。