グアテマラが政治犯受け入れ ニカラグアから亡命

【サンパウロ綾村悟】グアテマラ政府は5日、独裁化が進む反米左派ニカラグアのオルテガ政権下で拘束されていた政治犯135人の一時入国を受け入れたと発表した。全員が米国への政治亡命を希望しており、グアテマラで入国申請を行う予定だという。

ニカラグアでは、反体制派に対する厳しい弾圧が行われており、グアテマラ政府が受け入れた135人は、米政府が人道的見地からニカラグア政府に釈放を求めていた。

ニカラグアでは、左翼ゲリラ・サンディニスタ民族解放戦線(FSLN)のリーダーだったオルテガ氏が、06年から長期政権を築いており、反大統領派や野党関係者、宗教関係者に対する激しい弾圧を続けている。

ニカラグアは、キューバや米国にも近い中米の要衝。近年は、台湾と断交して中国との国交を樹立、さらにはロシア軍の駐留許可を出すなど中露関係を強化している。

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