米、カナダ、ブラジルなど野党候補への逮捕状に懸念―ベネズエラ大統領選

【サンパウロ綾村悟】ベネズエラの司法当局が、7月の大統領選に出馬したゴンサレス野党統一候補に逮捕状を発行したことを受け、国際社会から懸念の声が相次いでいる。カナダの国際関係省は3日、X(旧ツイッター)に投稿し「ゴンサレス氏への逮捕状を非難する」「反大統領派への抑圧をやめよ」などと訴えた。

ブラジルのセルソ・アモリン大統領外交政策顧問や米国、アルゼンチン、ペルー政府なども同様に非難した。また国際人権団体のヒューマン・ライツ・ウオッチは4日、「ベネズエラ国内で反大統領派への深刻な人権侵害が行われている」と報告、ベネズエラ政府に対して、民主的なデモ活動への抑圧をやめるよう求めた。

ベネズエラ検察当局は2日、「テロ共謀罪」や「扇動」などの疑いでゴンサレス氏への逮捕状を請求、同日付で裁判所が認可していた。

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