トップ国際中南米マスク氏 Ⅹのブラジル事業閉鎖 最高裁の投稿削除要求に反発

マスク氏 Ⅹのブラジル事業閉鎖 最高裁の投稿削除要求に反発

【サンパウロ綾村悟】米起業家イーロン・マスク氏がオーナーを務めるⅩ(旧ツイッター)は17日、公式ツイッターを通じてブラジル事業所を閉鎖すると発表した。

イ ー ロ ン ・ マ ス ク 氏 = 5 月 6 日 、 ロ サ ン ゼ ル ス ( A F P 時 事 )

マスク氏によると、ブラジル最高裁のモラエス判事が再三にわたって、一部のⅩ利用者のアカウント凍結や投稿削除を求めており、命令に従わない場合にはブラジルのⅩ社の法定代理人を逮捕するとの警告を受けたという。

マスク氏は、Ⅹへの投稿でモラエス氏の警告を「脅迫」だと批判、ブラジルでの従業員らの安全を確保するために事業所閉鎖を決定したと発表した。ただし、サービスは継続すると言明、現在もブラジルからのⅩの閲覧や投稿などは機能している。

同氏は、事業所の閉鎖は「困難な決定だった」と説明した上で、「モラエス判事の違法な秘密検閲と個人情報提供の要求に従えば、われわれの行動を恥じずに説明することはできない」と主張、表現の自由を守るための判断でもあったことを強調した。

モラエス氏が投稿削除などを求めているのは、「ブラジルのトランプ」として知られる右派ボルソナロ前大統領の支持者らのアカウント。同氏は、ボルソナロ氏の支持者らがブラジルで偽ニュースを拡散していると批判している。モラエス氏は、反ボルソナロとして知られる。

一方、ボルソナロ氏の支持者や一部の保守派からは、左派のルラ政権下で保守派に対する弾圧が行われているとの批判も上がっている。

ブラジル自由党(PL)のニコラス・フェレイラ下院議員は17日、9月7日にサンパウロ市内でモラエス判事の弾劾を求めるデモを行うとⅩに投稿、マスク氏にブラジルでのデモに共に参加するように求めた。

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