パナマ大統領 ベネズエラ情勢で会議を 中南米17ヵ国首脳に呼び掛け

【サンパウロ綾村悟】中米パナマのムリノ大統領は6日、大統領選挙を巡り混乱を極めるベネズエラ情勢をめぐり、パナマ主催による首脳会議(サミット)の開催を、中南米17カ国の首脳に呼び掛けたことを明らかにした。

ムリノ氏はⅩ(旧ツイッター)に、ベネズエラの民主主義と国民を支援するため、パナマで首脳会議を開催し、共同声明を出すことを目指すと投稿した。

ベネズエラでは、先月28日に大統領選が行われたが、現職の反米左派マドゥロ大統領と野党ゴンサレス氏の双方が勝利を主張している。

ベネズエラ情勢を巡っては中南米諸国の中でも対応が分かれる。パナマやアルゼンチンなど中南米5カ国はゴンサレス氏の当選を認定する一方、キューバやボリビアはマドゥロ氏の当選を認定した。またブラジルやメキシコは、選挙結果の公表を求め、慎重な姿勢を示している。

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