トップ国際中南米コカイン約6トンを押収ーエクアドル

コカイン約6トンを押収ーエクアドル

欧米・アジアへの輸出拠点

【サンパウロ綾村悟】エクアドル警察は、15日までに同国最大の港湾都市グアヤキルの倉庫で6・2㌧のコカインを押収したと明らかにした。

コカインは、ドイツ向け輸出用バナナの木箱の下に隠されていたが、警察犬が定期検査の際に発見した。当局は、これまでにコカイン密輸に関与した疑いで5人を拘束した。

エクアドルは、世界最大のコカイン生産国として知られるコロンビアとペルーに国境を接しており、近年は欧米やアジア向けの輸出拠点として、大量のコカインが国境を越えて流入している。

治安当局によると、昨年1年で押収されたコカインは、末端価格で1兆6000億円相当に及ぶ200㌧。今年1月には、中西部のロス・ヒオスにある養豚所から過去最大22㌧のコカインが押収されている。

エクアドルでは麻薬犯罪組織が関与した凶悪犯罪も急激に増えており、昨年9月には麻薬密売組織への対策強化を訴えていた大統領候補が暗殺されるなど、治安対策も急務となっている。

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