トップ国際中南米大統領候補暗殺で容疑者に実刑判決―エクアドル裁判所

大統領候補暗殺で容疑者に実刑判決―エクアドル裁判所

選挙運動中に射殺

キトで開かれた集会で演説するエクアドル大統領候補フェルナンド・ビジャビセンシオ氏。直後に殺害された。(2023年8月9日 EPA時事)
キトで開かれた集会で演説するエクアドル大統領候補フェルナンド・ビジャビセンシオ氏。直後に殺害された。(2023年8月9日 EPA時事)

【サンパウロ綾村悟】南米エクアドルの裁判所は12日、昨年8月、大統領候補だったフェルナンド・ビジャビセンシオ元議員(59)が選挙運動中に射殺された事件の容疑者5人に対して、12年から34年の実刑判決を下した。

事件は、昨年8月の大統領選挙期間中に発生、実行犯は警察官との銃撃戦で死亡したが、暗殺の指示などに関わったとされる5人が逮捕・起訴されていた。

容疑者のうち、少なくとも2人は、麻薬密売の犯罪組織に関与していることが分かっており、組織犯罪対策を公約としていたビジャビセンシオ氏は、犯罪組織から脅迫を受けていた。

世界最大のコカイン生産地として知られるコロンビアやペルーと国境を接するエクアドルには、近年、コカイン密輸の中継地として犯罪組織が入り込み、凶悪事件が急増している。

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