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エクアドル全土で停電

【サンパウロ綾村悟】南米エクアドルで19日夜、全国規模の停電が発生し、約1800万人に影響が出た。首都キトや最大都市グアヤキルでは、地下鉄が停止したほか病院なども停電の影響を受けた。

数時間後に国内約95%の電気は復旧したが、政府の公共事業関係者は「配電施設などへの長年のインフラ投資不足が招いた」と説明した。電力の多くを水力発電に頼るエクアドルでは、深刻な干ばつの影響で電力が不足しており、多くの地域で計画停電を行っている。

また、長年続いた左派政権下で中国政府から多額の出資を受けて建設した大型ダムでは、施設に多くの問題が発生しており、一部の専門家は、将来的には水力発電ができなくなる可能性があると懸念している。

反米左派のコレア前大統領は、公共事業に関する汚職容疑で訴追を受けており、現在はベルギーに亡命している。

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