露艦隊がキューバ出港―過去、米と旧ソ連が緊張高めた地

【サンパウロ綾村悟】ロシア北方艦隊所属の新型フリゲート艦「アドミラル・ゴルシコフ」と原子力潜水艦「カザン」を含む艦艇4隻が17日、キューバへの寄港を終えてハバナ港から出港した。

ロシア艦隊がキューバの首都ハバナに入港したのは12日。その後、米軍の原潜がキューバのグアンタナモ米軍基地に入港、カナダ海軍も14日に巡視船をキューバに送っていた。カナダ政府は、巡視船派遣が「ロシアに対する抑止力の実行とメッセージ」(ブレア国防相)だと明言している。

一方、ロシア艦隊は、キューバへの寄港前に大西洋で高精度巡航ミサイルのコンピューターシミュレーションによる演習を行っていた。

アドミラル・ゴルシコフ、カザン共に極超音速巡航ミサイルを搭載可能だが、ロシア側は今回、核兵器の搭載を否定、米軍も同様の見解を発表している。

キューバを巡っては、米国とロシアの間で1962年に「キューバ危機」が発生した。当時、キューバにロシアが核ミサイル基地を建設したことで、これに対抗する形で米側がキューバを海上封鎖するなど、米―旧ソ連間の緊張が高まり、核戦争の勃発が懸念された。

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