超加工食品がうつ病の要因に ブラジルの大学 過剰摂取に警鐘

【サンパウロ綾村悟】「超加工食品の食べ過ぎはうつ病の原因となり得る」。ブラジルの名門サンパウロ大学は、9日までに超加工食品が精神的な側面に与える影響の調査データを公開し、過剰摂取がうつ病を引き起こす確率を引き上げると警告した。ブラジルのフォーリャ紙などが報じた。

超加工食品とは、工業的な製造過程を経て作られ、保存料や塩分・糖分など多くの添加物を含む加工の程度が高い食品。インスタントラーメンや菓子パン、多くの冷凍食品などが該当する。

研究は、1万6千人の被験者(ボランティア)を対象とした2020年から現在までの長期データに基づくもの。このうち、1日に取る食事の40%以上を超加工食品に依存し続けた場合、被験者の42%が何らかのうつ病の症状を示したという。被験者は全員、調査前にはうつ病を含む精神疾患の兆候は見られなかった。

また、サンパウロ大学の研究では、ブラジル人は平均で20%の超加工食品を日常的に摂取しており、健康的な食生活に気を付けている人々でも平均7%近くの超加工食品を摂取しているという。同大学の過去の研究では、超加工食品の長期摂取は認知機能の低下にもつながると報告し、できる限り避けるように薦めている。

フランスの研究では、超加工食品の過剰摂取ががんや心臓病の罹患リスクを高めることも報告されている。

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