メキシコ政府がエクアドルを国際司法裁判所に提訴

【サンパウロ綾村悟】メキシコ政府は11日、エクアドル警察がメキシコの在エクアドル大使館に突入し、メキシコへの亡命を求めていたエクアドルのグラス元副大統領を強制的に連行したのは国際法違反として、国際司法裁判所(ICJ)に提訴した。また、訴状では、エクアドル側が大使館突入を公式謝罪するまで、国連の加盟資格を停止するようにも求めているという。ICJは一審制、判決に強制力はない。

メキシコのロペスオブラドール大統領は同日、「(大使館の権利などを定めた)国連憲章に基づき、ICJは違反したエクアドルの国連資格停止を勧告するべきだ」などと主張した。グラス氏は、左派コレア政権下(2007-17年)での副大統領時代、公共事業にまつわる汚職に関与した罪で実刑判決を受けていた。仮釈放中の昨年12月、エクアドルの首都キトにあるメキシコ大使館に政治亡命を求めて駆け込んでいた。メキシコ側がグラス氏の亡命受け入れを決定すると、エクアドル警察は今月5日、メキシコ大使館に突入して、グラス氏を拘束した。グラス氏は現在、キト近郊の刑務所に収監されている

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