ハイチ、首都の治安が急速に悪化 5万人以上が脱出

【サンパウロ綾村悟】国連は2日、ギャングの暴力などによりハイチの首都ポルトープランス(人口約300万人)の治安が急速に悪化しており、先月だけで5万人以上が首都を脱出したと発表した。

脱出した市民の多くはハイチ南部に向かったものとみられているが、ハイチ全域で貧困や治安が悪化しており、脱出した市民の受け入れを巡って混乱が生じる可能性もあるという。ハイチでは、先月29日からギャングが刑務所や警察、空港などを相次いで襲撃、非常事態宣言が国内各地に敷かれている。

特に、首都の治安は、大統領府の近くでギャングと警察による銃撃戦が発生、病院や学校が閉鎖されるなど治安悪化に歯止めがかからない状況となっており、人口流出は今後も続くものと予想されている。ギャングは、首都の8割近くを支配下に置いている。治安回復に向けては、米政府が国連多国籍部隊のハイチ派遣に対して1億㌦の資金拠出を発表している。

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